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ブレーキ調整がきまらない

久々の更新です。
今週、日曜日に起こった多賀城市での酒酔い運転RV暴走事故では、知り合いの方が亡くなってしまい深い悲しみに暮れていました。この3~4日は何処にいても頭の隅に事故の事があり、ブログの更新をする気力も失せていたのですが、早く元の生活に戻れるようここ(ブログ)から再開して行こうかなと思いました。「”悲しみ”や”怒り”からは何も生み出せない」って言うじゃありませんか。

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さて我が愛車GIANT AC('05)を購入して一ヶ月が経ちました。
山にも2度ほど行ったし、晴れた日には(車重が少し重いけど)通勤にも使っている。
全体的な調子はすこぶる良く、山でも街でも(車体が少し重い意外は)不満は無い。
やはりフルサスの乗り味はサイコーである。

変速機やブレーキのワイヤーの初期延びも収まり、アジャスターでの微妙な調整だけで済むかと思ったら、現実はそうもいかない。
特にワイヤー引きディスクブレーキの調整には、ここ一ヶ月試行錯誤の毎日だった。
この自転車には「HAYES MX-1(8インチローター)」が付いている。
シングルポッドで片押しタイプのキャリパーなので、表側のキャリパーしか動作しない。裏側はアジャスタは付いているが固定式である。
要は片側(表)からしか押していない。当然、ブレーキをかけるとローターが横方向(内側)にたわむ構造だ。
ブレーキをかけるとローターが横方向にたわむ構造ってどうだろう?機構的にはかなり無理がある構造だ。ワイヤー式ディスクは大抵この方式みたい。

これを調整するのが、簡単なようで結構難しい。
表側パッドとロータ間はワイヤーの長さと張りで調整する。裏側は内側パッドのアジャスタを回してローターとの隙間を0.5mmくらいに調整しないとブレーキの効き方が弱くなる。

そこで問題になるのが、大径8インチローターの精度だ。ブレーキをかける度に横方向に変形を強いられる。
6インチに比べ横に振れている度合いが大きいのか、回転させると微妙に左右に揺れる。これが大きいと振れの出た車輪にキャリパーブレーキのゴムとリムが接触するのと同じような現象がローターとパッドの間で発生する。

きちんと調整したつもりでも、車輪が回転するとローターの場所によってはどうしても接触する。完全に接触しなくなったと思っても、メンテや車に積む為に車輪を外して、また取り付けると再発したり・・・その都度調整しなくてはいけない。

結局は8インチローターやハブ側取付け面の精度がどれほど出ているかによるのだと思うのだが。
MTBの調整なんてアバウトなような感じだが、場所によっては意外とシビアだぞ。

ブレーキ調整がきまらない_a0026445_12372335.gif

by garakutado | 2005-05-26 12:38 | メカ